2015年09月12日

そろそろクルーズについて書こうかな

さて、クルーズファンの皆さんには随分お待たせしてしまいましたが、前回のクルーズのお仕事に着いて書こうと思います。

私のお仕事については、既に以前のブログにて紹介済みなので、気になる方はそちらご覧下さい。


今回の船内での写真。予告無しに突然撮られたのでスーツ皺くちゃ。スーツケースから出してすぐ。



4月から始まった新しいコントラクトですが、今回はまず日本からイタリアのサボナへ飛び、そこから北欧に向かって17日間のポジショニングクルーズ が始まりました。

航路は、サボナ(イタリア)-トゥーロン(フランス)-バルセロナ(スペイン)-カディス(スペイン)-海上-リスボン(ポルトガル)-ヴィーゴ(スペイン)-海上-サウスハンプトン(イギリス)-海上-アムステルダム(オランダ)-海上-コペンハーゲン(デンマーク)-海上-ヴァーネミュンデ(ドイツ)-海上-ストックホルム(スウェーデン)

という9ヵ国11港という大航海で、めちゃくちゃラッキー!

というのも、いったことの無い国ばかりだったので ♪

しかも、17日間クルーズなんて日本人のお客様いるわけない!(日本人のお客様は7日間クルーズがほとんど)

ということで、毎日エクスカーションに参加してました。(だって他に仕事が無いから。笑)


各寄港地のブログは後日少しずつ
アップしていきますのでお楽しみに!




私の乗っていた船の航路の広告はもう無いので、来年の広告で想像してみて下さい。

似てますが、私は17日間だったのでもう少しのんびりって感じですね。


ストックホルムに着いてからは バルト海7日間クルーズ に変わり、

ストックホルム(スウェーデン)2日間-ヘルシンキ(フィンランド)-サンクトペテルブルグ(ロシア)2日間-タリン(エストニア)-ストックホルムのルートをひたすらぐるぐる回っていました。

北欧も行った事が無かったので、すごくラッキー!

特にロシアなんてビザ取るの大変だし、恐いイメージがあるので、まさか自分の人生で訪れる時がくるなんて夢にも思いませんでした。



そして今回のお船ですが、2009年に出来た9万トンのクラスで乗客数2826人、乗組員1050人の



日本船に比べればもちろん大きいのですが、以前に乗っていた2隻 コスタファヴォローザ(COSTA FAVOLOSA)コスタディアデマ(COSTA DIADEMA) に比べるとやや小さいので若干物足りない感がありました。

ただ、小さい割にはクルーエリアが複雑で最後の最後まで迷子になってましたが、、、笑

実はCOSTAの船にはそれぞれモチーフがあります。

分かりやすいのだと、コスタマジカ(COSTA MAGICA)は「音楽=Musica」なので、船内のインテリアのいたるところにト音記号や音符が装飾されています。

で、コスタルミノーザというのは、「イルミネーション=Illuminazione」から名付けられたそうで、イルミネーションが美しい船としてデザインされています。

そのためか、今まで乗ったり、見た当社の船の中では一番好きなデザインでした。

なんと言うか、嫌味がなく、シックで落ち着いた雰囲気。

実は当社の船、イタリア人の船のデザイナーによって造られるので、どの船もド派手なんです。

シックで落ち着いて高級感が漂うアメリカの船に慣れていた私は、最初は目がチカチカしてなかなか慣れなかったものです。


こちらがコスタルミノーザ。10万トン以上のお船よりスマートな感じです。

そしてこちらが今回の同僚達。メイン5言語に加え、ポルトガル、ロシア、トルコ、日本でした。



各寄港地のブログは後日少しずつ
アップしていきますのでお楽しみに!






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2015年04月16日

BS6 極上のクルーズ紀行 放送その後、、、



昨日告知した、私がお仕事をしていた客船コスタディアデマが、いよいよBS-TBSで「極上のクルーズ紀行」というタイトルで放送されました。

野球の延長で1時間も遅れてしまったので、翌日仕事がある方やお年寄りやお子さんは10時スタートなので諦めた方も多いと思うので、放送直前にプロデゥーサーから視聴率が取れないという嘆きのメールが来ました。

さて、感想ですが、最高!

というのも、クルーズだけでなく、今回は各寄港地での新旧の有名建築を一級建築士の稲葉なおとさんのマニアックな解説付きで観れるという濃いものだったからです。

イタリアンシップの良さもふんだんに紹介していただけて、日本の方には今までのただの豪華客船というイメージがこれで随分変わったのではないでしょうか?
(踊って楽しんだもん勝ちという新しいイメージに)

本当に本当に素晴らしい番組でした。

で、2時間スペシャルの今回は、船内でのVIPカクテルパーティーや仮面パーティ、ホワイトパーティ、ダンスコンペティションなどさまざまなイベントも紹介され、そのひとコマでチラっと私のお仕事ぶりが映ってました。



VIPカクテルパーティのひとコマですが、即興で挨拶することになり、更にこの時酷い風をひいていたので、最初の挨拶で間があったのですが、この時実は鼻水が喉に流れて話せなかったという、、、汚くてすみません。

まさか、テレビに映るとは思っていなかったものですから、お恥ずかしい、、、

でも、この場面に父が大興奮。

普段自分以外誰も褒めないという性格の父が、私の人生で初めて褒められました。

そして、父は昔船員になりたかったらしいので羨ましがられました。

これだけでも、クルーズシップで働いた甲斐があったな~と今しみじみ思います。笑


これは当時、鉄板焼きレストランの撮影をしている撮影風景。

こちらは、インタビュー撮影の撮影風景。



インタビューやさまざまなシーンの撮影に同行していたのですが、かなりカットされていることにビックリ!

8日間の全ての映像を2時間にまとめるんだもん、そりゃ編集大変ですよね。
(実際2ヶ月掛かってるので)

その2ヶ月の集大成を、野球の延長で放送遅れになって、視聴率が下がるなんて、、、いやはや厳しい世界ですね。

  


2015年03月01日

世界の車窓、もとい船窓から~



帰国して2週間が経ちました。

大してブログも更新していませんが、既にブログ更新に若干嫌気が差しているので、今日はちょっと休憩。

毎日13時間労働、契約期間中一日の休みも無いという過酷な船上スタッフでしたが、最後の最後まで船から眺める夕日には感動できる心はありました。

この美しい景色があるからこそ、頑張れたといっても過言ではない!

しかも、地中海の上となると感動もひとしお。

まだ仕事復帰はしたくないですが、船生活は段々恋しくなってきました。。。



こちらは別の日です。


  


2015年02月20日

クルーズ生活



はてさて、何から書けばいいのやら、、、

何せ8ヶ月も、毎日13時間労働で契約期間中一日の休みも無いという多忙すぎて日記もブログも何も記せないほどだったので、曜日の感覚も時間の感覚もバカになってます。

なので、今日はまず私の船とお仕事のご紹介。

私はこの契約期間中に2隻の船でお仕事をしました。

1隻目は、乗客数3800人でクルーの数が1200人の12万トンクラスのクルーズシップ。

2隻目は、乗客数5000人でクルーの数が1300人の13万トンクラスのクルーズシップ。

12,13万トンって言われても、、、、一体どれくらいなの!?と思うでしょう。

日本の有名なクルーズ船と比較すると、「にっぽん丸」は2万トン、「飛鳥」は5万トン、山下公園でいつも停泊してる「氷川丸」が11,622トンなので、その大きさが莫大って事が分かるでしょう。
そう、日本は港が小さいから、このクラスのクルーズ船は停泊できないので、日本では拝めません。

ゲストフロアは14階もあり、全長300m強で、クルーフロアが水面下に2-3階、客室数1000以上で、たくさんのラウンジに大劇場、プールにジャグジーはもちろん、ウォータースライダーまで、4DシネマにF-1シュミレーター、ディスコ、美容院にネイルサロン、スパやジム、クリーニング、病院や薬局まで何でも揃う、いわば小さな街といっても過言ではない、それが私の職場です。

毎年クルーズ旅行をするクルーズファンだった私ですが、今までは全てアメリカ船でイタリア船には乗ったことがありませんでした。

で、イタリア船で働いてみて一言!

めちゃくちゃ楽しいじゃん!むしろお客さんになりたい!!

というのも、船によりますが、今まで乗ったアメリカ船は乗客の平均年齢も75-80歳と高く、クラシックな内装で落ち着いた雰囲気、イベントやゲームも少なく、年寄り相手なのでいつも楽勝で優勝しちゃったり、やること無くて本を読破、数独のマスターになっちゃうなど、いかにものんび~りで、リラックスなクルーズシップといった想像通りの楽しみ方しか味わったことが無かったのですが、私のイタリア船は100%真逆!

毎晩ラウンジでは、「リバイバルパーティ」や「80's&90's」、「ラテンパーティ」などテーマがあってディスコ化。
今時のディスコサウンドが流れるディスコも常備されているというのに、それ以外にも3,4つのラウンジがそれぞれ違った音楽でダンスホールになるなど、

さすが踊るの大好きイタリア人!


それ以外にも、ホワイトパーティやイタリアンパーティといった週に二度開催されるBIGなパーティは、最上階部分のオープンデッキで真夜中だってのに爆音でダンシング!


なんてったって、地中海の星空の下、周りには何も無いから爆音だって気にしな~い!!

老若男女踊り狂ってます。夜中の2時までベビーカーつれたママも普通に沢山います。


なんてったって、踊るの大好きイタリア人!

シドニーでもクラブ大好きで通っていた私には、うってつけの職場でした。(ここに来て判明)

で、翌日は疲れてみんな昼まで寝るのかと思いきや、、、、


昼間から踊っとります。

同じアホなら、踊らにゃ損損!!とまさにこのことだったのでしょう、今さら納得!

老若男女、デブでも毛むくじゃらでも恥じらいも無く水着でゲームにも参加!


この精神、素晴らしい!

ホリデーは思いっきり楽しむ!それがイタリア風。

ダンスばかりで、一人でクルーズ来た人には苦痛そう、、、と思うでしょう、でもご心配なく!
アニメーターといって、パーティやゲームを盛り上げたり、一緒に踊ってくれるスタッフがアメリカ船なら、4,5人しかいないのに、私の船は20人強はいて誰をも相手にしてくれるから、

独りじゃない!!


なので、心底お客さんになりたいと思ってしまうのです。

しかも、お客さんならめちゃくちゃ楽しいんでしょうが、働く側からしたら、労働時間は長くなるし、酔っ払ったお客さん面倒臭いし、、、なので、よっぽどアメリカ船の方が仕事条件楽なんだろうな~と嘆いております。(夜10時以降にはスタッフ見なかったような、、、)

他にも楽しみは満載で、毎日ある大劇場でのミュージカルは毎日違ったものだし、アクロバットのショーや、私の船にはスケートのショーまであるんです!
小さな舞台の上、しかも、船なのですごく揺れる時もあるのに転倒もせず、スケートでクルクル回ったりジャンプしたりと素晴らしい演技が楽しめます!
週に一回、クルーズスタッフによるかくし芸的な「Crew Show」というのも合って、普段レストランでサーブやオーダーをとるスタッフや、ハウスキーパーなんかが、プロ顔負けの歌声で歌ったり、踊ったりという面白いショーもあります。


スケートリンクは特別な樹脂でアイスではないけど、もちろんアイスリンクのようにもちろん滑ります。

アクロバットも船で揺れる中、棒一本でハンドスタンディングしたりとプロ以上にプロ名演技!

クルーショー。インディアンダンスを披露中!意外にもお客さんに一番人気のショーだったり!?


で、私のお仕事はというと、、、


インターナショナルホステス、日本語では日本人乗務員、、、って、そのままじゃん!


主な仕事はトランスレーション(通訳)です。
英語が話せない日本人のお客様にも、快適なクルーズを楽しんでいただけるようお手伝いといったところでしょうか。
毎日船内新聞や、レストランでのメニューを作ったり、緊急時のアナウンスをしたり、病院やレセプションでの通訳、あとは稀に日本のテレビ局や雑誌メディアが取材に来るので、オーガナイズや通訳、インタビューなどお手伝いをします。


スパを撮影中のメディア。稀と書いたけど、今年に入って4社も相手したよ、、、


で、カスタマーリレーションが基本的なお仕事なので、カクテルパーティに参加したりと毎晩ドレスを着ているので、一見華やかに見られますが、お給料も時間で換算したら500円くらいだし(使うとこないからやっていけるけど)、部屋も二人でシェアと、クルーズの煌びやかさとは正反対で、かなり質素で過酷。
ただ、会社もそれは承知なので、クルーの為のパーティやビンゴやラッフルズゲームなどを開催してくれます。
そういうとこ、やはりスタッフの殆どがイタリア人やヨーロピアン、他にも全部で74カ国籍のスタッフがいるので、日本の会社より色々スタッフのこと考えてくれてるような気がします。
(ちなみに、スタッフは1200-1300人で74カ国籍いますが日本人は私のみ)


2人部屋だけど、恐らく4畳半ほど、机も2人でシェア。バスルームはもちろんバスタブないよ。

スタッフの食堂はビュッフェ。1週間のローテーションなのですぐに飽きます。

船生活は過酷なので、筋肉を鍛えないとすぐに病気になるので、週3回5km走ってます。

クルーバーではパーティやビンゴ、ゲームが開催されます。

もちろんクルー専用のジャグジーもあります。ここは船の先頭でお客さんも入れないエリア!


と、8ヶ月も働いていると、過酷な思い出しか蘇りませんが、楽しい事もあるし、何と言っても船上生活自体が、普通の人には決して出来ない貴重な経験なので、体力の続く限り、またまだ海外に興味がある限りは暫く続けて生きたいと思います!

誰かに上記の私のニューライフを話しても、みんなイマイチ想像が出来ないようですが、今回は写真も沢山載せたので、きっと船上生活に少しは想像が出来たのではないでしょうか?

次回以降は寄港地をアップしたいと思いますので、乞うご期待!