2015年02月20日

クルーズ生活



はてさて、何から書けばいいのやら、、、

何せ8ヶ月も、毎日13時間労働で契約期間中一日の休みも無いという多忙すぎて日記もブログも何も記せないほどだったので、曜日の感覚も時間の感覚もバカになってます。

なので、今日はまず私の船とお仕事のご紹介。

私はこの契約期間中に2隻の船でお仕事をしました。

1隻目は、乗客数3800人でクルーの数が1200人の12万トンクラスのクルーズシップ。

2隻目は、乗客数5000人でクルーの数が1300人の13万トンクラスのクルーズシップ。

12,13万トンって言われても、、、、一体どれくらいなの!?と思うでしょう。

日本の有名なクルーズ船と比較すると、「にっぽん丸」は2万トン、「飛鳥」は5万トン、山下公園でいつも停泊してる「氷川丸」が11,622トンなので、その大きさが莫大って事が分かるでしょう。
そう、日本は港が小さいから、このクラスのクルーズ船は停泊できないので、日本では拝めません。

ゲストフロアは14階もあり、全長300m強で、クルーフロアが水面下に2-3階、客室数1000以上で、たくさんのラウンジに大劇場、プールにジャグジーはもちろん、ウォータースライダーまで、4DシネマにF-1シュミレーター、ディスコ、美容院にネイルサロン、スパやジム、クリーニング、病院や薬局まで何でも揃う、いわば小さな街といっても過言ではない、それが私の職場です。

毎年クルーズ旅行をするクルーズファンだった私ですが、今までは全てアメリカ船でイタリア船には乗ったことがありませんでした。

で、イタリア船で働いてみて一言!

めちゃくちゃ楽しいじゃん!むしろお客さんになりたい!!

というのも、船によりますが、今まで乗ったアメリカ船は乗客の平均年齢も75-80歳と高く、クラシックな内装で落ち着いた雰囲気、イベントやゲームも少なく、年寄り相手なのでいつも楽勝で優勝しちゃったり、やること無くて本を読破、数独のマスターになっちゃうなど、いかにものんび~りで、リラックスなクルーズシップといった想像通りの楽しみ方しか味わったことが無かったのですが、私のイタリア船は100%真逆!

毎晩ラウンジでは、「リバイバルパーティ」や「80's&90's」、「ラテンパーティ」などテーマがあってディスコ化。
今時のディスコサウンドが流れるディスコも常備されているというのに、それ以外にも3,4つのラウンジがそれぞれ違った音楽でダンスホールになるなど、

さすが踊るの大好きイタリア人!


それ以外にも、ホワイトパーティやイタリアンパーティといった週に二度開催されるBIGなパーティは、最上階部分のオープンデッキで真夜中だってのに爆音でダンシング!


なんてったって、地中海の星空の下、周りには何も無いから爆音だって気にしな~い!!

老若男女踊り狂ってます。夜中の2時までベビーカーつれたママも普通に沢山います。


なんてったって、踊るの大好きイタリア人!

シドニーでもクラブ大好きで通っていた私には、うってつけの職場でした。(ここに来て判明)

で、翌日は疲れてみんな昼まで寝るのかと思いきや、、、、


昼間から踊っとります。

同じアホなら、踊らにゃ損損!!とまさにこのことだったのでしょう、今さら納得!

老若男女、デブでも毛むくじゃらでも恥じらいも無く水着でゲームにも参加!


この精神、素晴らしい!

ホリデーは思いっきり楽しむ!それがイタリア風。

ダンスばかりで、一人でクルーズ来た人には苦痛そう、、、と思うでしょう、でもご心配なく!
アニメーターといって、パーティやゲームを盛り上げたり、一緒に踊ってくれるスタッフがアメリカ船なら、4,5人しかいないのに、私の船は20人強はいて誰をも相手にしてくれるから、

独りじゃない!!


なので、心底お客さんになりたいと思ってしまうのです。

しかも、お客さんならめちゃくちゃ楽しいんでしょうが、働く側からしたら、労働時間は長くなるし、酔っ払ったお客さん面倒臭いし、、、なので、よっぽどアメリカ船の方が仕事条件楽なんだろうな~と嘆いております。(夜10時以降にはスタッフ見なかったような、、、)

他にも楽しみは満載で、毎日ある大劇場でのミュージカルは毎日違ったものだし、アクロバットのショーや、私の船にはスケートのショーまであるんです!
小さな舞台の上、しかも、船なのですごく揺れる時もあるのに転倒もせず、スケートでクルクル回ったりジャンプしたりと素晴らしい演技が楽しめます!
週に一回、クルーズスタッフによるかくし芸的な「Crew Show」というのも合って、普段レストランでサーブやオーダーをとるスタッフや、ハウスキーパーなんかが、プロ顔負けの歌声で歌ったり、踊ったりという面白いショーもあります。


スケートリンクは特別な樹脂でアイスではないけど、もちろんアイスリンクのようにもちろん滑ります。

アクロバットも船で揺れる中、棒一本でハンドスタンディングしたりとプロ以上にプロ名演技!

クルーショー。インディアンダンスを披露中!意外にもお客さんに一番人気のショーだったり!?


で、私のお仕事はというと、、、


インターナショナルホステス、日本語では日本人乗務員、、、って、そのままじゃん!


主な仕事はトランスレーション(通訳)です。
英語が話せない日本人のお客様にも、快適なクルーズを楽しんでいただけるようお手伝いといったところでしょうか。
毎日船内新聞や、レストランでのメニューを作ったり、緊急時のアナウンスをしたり、病院やレセプションでの通訳、あとは稀に日本のテレビ局や雑誌メディアが取材に来るので、オーガナイズや通訳、インタビューなどお手伝いをします。


スパを撮影中のメディア。稀と書いたけど、今年に入って4社も相手したよ、、、


で、カスタマーリレーションが基本的なお仕事なので、カクテルパーティに参加したりと毎晩ドレスを着ているので、一見華やかに見られますが、お給料も時間で換算したら500円くらいだし(使うとこないからやっていけるけど)、部屋も二人でシェアと、クルーズの煌びやかさとは正反対で、かなり質素で過酷。
ただ、会社もそれは承知なので、クルーの為のパーティやビンゴやラッフルズゲームなどを開催してくれます。
そういうとこ、やはりスタッフの殆どがイタリア人やヨーロピアン、他にも全部で74カ国籍のスタッフがいるので、日本の会社より色々スタッフのこと考えてくれてるような気がします。
(ちなみに、スタッフは1200-1300人で74カ国籍いますが日本人は私のみ)


2人部屋だけど、恐らく4畳半ほど、机も2人でシェア。バスルームはもちろんバスタブないよ。

スタッフの食堂はビュッフェ。1週間のローテーションなのですぐに飽きます。

船生活は過酷なので、筋肉を鍛えないとすぐに病気になるので、週3回5km走ってます。

クルーバーではパーティやビンゴ、ゲームが開催されます。

もちろんクルー専用のジャグジーもあります。ここは船の先頭でお客さんも入れないエリア!


と、8ヶ月も働いていると、過酷な思い出しか蘇りませんが、楽しい事もあるし、何と言っても船上生活自体が、普通の人には決して出来ない貴重な経験なので、体力の続く限り、またまだ海外に興味がある限りは暫く続けて生きたいと思います!

誰かに上記の私のニューライフを話しても、みんなイマイチ想像が出来ないようですが、今回は写真も沢山載せたので、きっと船上生活に少しは想像が出来たのではないでしょうか?

次回以降は寄港地をアップしたいと思いますので、乞うご期待!